たんこぶ
施術をさせて頂いていてよく聞く言葉があります。
「年のせい」
「季節の変わり目のせい」
「低気圧のせい」
だから、痛いのは仕方がないと納得されているようです。
一見、頷いてしまいそうですが、いやいや、よく考えてください。
人類が、というのが大袈裟なら、日本人が、ある一定の年齢に達したら or 季節の変わり目を迎えたら or 低気圧がやってくることになったら、全員、腰痛・頭痛・首痛・背中痛・膝痛などの症状に見舞われるなら、上記の「○○のせい」というのは真実でしょう。
しかし、そんなことありませんよね?
80歳や90歳を過ぎられても、かくしゃくとして、お元気に畑仕事をされている方もいらっしゃいますし、季節の変わり目が来ても何の変化もない方もいらっしゃいますし、低気圧に影響されない方の方が多いような気がするのですが、いかがでしょうか?
つまり、「○○のせい」というのは、便利な言葉であって、言い訳であって、身体の不調の原因は、そこではないのです。
確かに、若者より年配者の方が身体にガタが来るというのはあると思います。
『踊る大捜査線』というドラマの中で、いかりや長介さん演じる和久さんが、「青島(織田裕二さん)は、まだ若くて経験が浅いから、たんこぶがない。だから突っ走る」といったようなことを話す場面があるのですが、生きていく中で、精神的にも肉体的にも「たんこぶ」が増えていくのは必然です。
その、「たんこぶ」が積み重なって、不調に陥るわけです。
肉体的な「たんこぶ」を考えてみるなら、身体の土台は骨です。筋肉もすべて骨に繋がっています。
骨に異常があるという状態は、
- 骨が折れている
- 骨にヒビが入っている
- 骨にガンがある
の3つだけです。
身体が衝撃を受けた時、骨がズレることで折れたり、ヒビが入ったりせずに済むのです。
しかし、衝撃を受けたという「たんこぶ」は残ります。
これが積み重なっていくと、痛みなどの不調として表面化してくるわけです。
だとしたら、その「たんこぶ」を取ってあげれば良いと思いませんか?
あなたの身体は、あなたが思っている以上に、本当は軽く、そしてよく動くのです。「たんこぶ」を取ってあげれば。
「○○のせい」なんて諦めないで、「たんこぶ」である「歪み」を取り、身体を整えて、快適ライフを始めましょう!
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