身体のバランス ~管楽器演奏と武道の共通点~

5月前半は、ライヴなど音楽活動がちょこちょこ入っていました。

お越し頂きました皆様、どうもありがとうございました。m(_ _)m

あるライヴの後、もう何年も観に来てくださっている顔馴染のお客様とお話をさせて頂いたのですが、その内容がとても興味深かったので、今日はそのことについて書こうと思います。

そのお客様から、トロンボーン吹きである自分が整体師になったことは、とても良いことだと思う、と仰って頂きました。

今まで演奏者と整体師がまるで別物のように思われることが多かったのですが、本WEB『ご挨拶』の「整体師になろうと思った理由」にも書きましたように、自分の中では一直線上にあることなのです。

この間、初めて伺ったのですが、このお客様がライヴにお越しくださっている理由は、もちろん音楽が好きだからというのもあるけれど、演奏者の身体の使い方を観ているのだそうです。

空手お客様は武道もされている方で、「ここぞ!」という時の演奏者の身体の使い方・バランスと、武道における身体の使い方・バランスは共通していると仰るのです。

確かに管楽器は、「ここぞ!」という時こそ、気持ちは張っていますが、身体は脱力しているような気がします。

いや、脱力しています。自然体になっています。

一点、力を入れている(と思われる)のは、肚(丹田)です。ここですべてを支える感じです。

※(と思われる)というのは、意識的に行っていることばかりではなくて、無意識にそうなっていることもあるからです。(^^;

決して、肩や腕に力は入っていません。

自分は武道のことは分かりませんが、たぶん、武道でも「ここぞ!」の時は全身脱力していて、その方が威力・効力が大きいのではないでしょうか?

いや、きっと、武道に限らず、スポーツもダンスも、もっと言うと、日常生活のあらゆる場面においても、脱力した自然体が最楽で最強なのではないでしょうか?

そのお客様に、お客様が考える最高の身体のバランスというのを、自分の身体を使って実験してもらったのですが、お客様が仰ったバランスにしたら、不意に肩を横から思いっ切りどつかれても、全然フラフラせず、立っていられました!
\(◎o◎)/

これはすごかったです。

後から、そういえば、その時に取った姿勢は、自分がトロンボーンを吹いていて、フレーズが混んで来たり、高い音に行った時など、普通より息も体力も使わないと吹けないような時に自然と取っている姿勢との共通点が多いなと思いました。

お客様からは最後に、「身体のバランスがもっと良くなれば、もっと良い音が出る」と仰って頂きました。

ありがたいことです。自分もそう思います。

もっとより良い音を目指して、これからも整体と音楽に精進して行きますよ!
(^◇^)/

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